2020/7/10 工9450~工9451~工9256 長尾工臨

 片町線 放出-長尾 間で卸し作業を行う長尾工臨は長尾駅で機関車の転回作業ができない. そのため, 下り線で卸し作業をする場合は長尾駅で機関車を放出方に連結し, 返空列車はプッシュプルの形態となる. 一方, 上り線で卸し作業をする場合は積車列車が長尾駅までプッシュプル形態をとり, 長尾駅で長尾方の機関車を切り離す.
 今回は上り線での卸し作業であったため, 往路プッシュプル, 復路単独という形で運行された. そのためにプッシュプル形態を好条件下で撮ることが不可能であったから, 今回は現場メインでの撮影とした.
 なお, 今回は第一現場が 忍ケ丘-四条畷 間で2本の卸し, 第二現場が 徳庵-放出 間で1本の卸しであった.

 上の写真1枚めはプッシュプル形態の積車列車. 最後部から撮ることで“ロンチキのエプロン車の後ろに機関車が付いている”という状態を撮ろうとしたが, 非常に暗くてロンチキが認識できないのが残念である.
 写真2枚めは返空列車. 機関車は単独でロンチキを牽引する.

 上の写真は卸し初めの様子. ワイヤーをレールと線路上との間につなぎ, レールの卸し作業を開始する.

 さらに卸し作業を進める. 2本同時に卸すが, それら2本のレールが等間隔を保ったまま卸されるよう, 棒状の治具をレール上に取り付けながら卸している.

 卸し終わりはレールが跳ねて危ないため, 作業員はレールが落ちる場所から離れる. そうすると最後のレールの卸し位置はどうしてもずれてしまうので, 所定の卸し位置からずれてしまったレールを山越器を用いて正しい位置に移動する(上の写真7枚め).
 写真8枚めは, 卸し作業が終了して片付けも終えたあと, 四条畷駅に入線し停車中のところ. 時間になったら第2現場に向け発車する.

工9450~工9451~工9256 長尾工臨
工9450:DD51-1183②+チキ5500形ロンチキ10車+DD51-1109①
工9451~工9256:DD51-1109②+チキ5500形ロンチキ10車
京上, 50N×150M×3本