2020/10/8-9 工9835~工9836 越後寒川工臨

 今回運転された越後寒川工臨は, 新津を夕方に出発し越後寒川駅で転回作業ののち, 桑川-越後早川 間でレール卸し作業を行った.

 臨工列車は越後寒川駅到着後, 下り列車2本の待避ののち転回作業を行い, 最終電車を待避してから桑川駅に向けて発車した.

 卸し現場手前の桑川駅では30分強の停車時間があり, そこで中央締結車の締結具の取り外しやエプロン車にてレール卸し治具の調整などの準備作業をしたのち, 卸し現場に向けて発車した. さらに卸し現場手前で機外停車し, 卸し準備を行ってからレールの卸し作業を開始した.

 今回はトンネル内での卸し作業となったが, 卸し終わりはちょうどトンネルを出て次のトンネルに入る直前であった.
 羽越本線で使用するレールは, 基本的には定尺レールで輸送し交換箇所で溶接を行うが, トンネル内に限っては定尺レールの溶接ではなくロングレール(あるいは長尺レール)を輸送し卸すそうだ.
レールを卸し終わると, 線路側では山越器を用いたレールの卸し位置の調整を, 車両側では機外停車をして中央締結車やエプロン車の片付けなどを行った. 列車は片付け終了後, 予定されていた越後早川駅通過時刻が近づくと機外停車位置から発車し, 新津駅へと戻った.

工9835~工9836 越後寒川工臨
工9835:EF81-97②+チキ5500形13車[ロンチキB編成]
工9836:EF81-97①+チキ5500形13車[ロンチキB編成]
50N×200M×6本