2020/10/23 工9434~工9435~工9737 只見工臨

 今回運行された只見工臨は, DE10形とDE10形によるプッシュプル形態により運行され, さらに只見駅では運転当日にDE10形を連結したまま取り卸し作業が行われた. これは, 新津駅を出て只見駅に向かう際に途中の小出駅で進行方向が変わるが, 小出駅では転回作業ができないためである. 万一小出駅で転回可能でも, 只見駅でも普通列車運行の都合などから転回作業ができない可能性がある.
 只見駅では3時間の作業時間が設けられ, 12時過ぎに到着後すぐに卸し作業が始まった. 例の如く締結具の取り外しなどの準備を行ったのち, クレーンを用いた卸しが行われた.

 只見線普通列車の入線時には安全のため作業を一旦中止したが, 降客確認後すぐに再開し, 最後の1本を卸し終えるとすぐに締結具をもとに戻すなどの片付けが行われた. また, チキ車の片付けと同時並行して, 先日トラックで輸送したぶんの短尺レール2本をクレーンを用いて今回卸したレールの上に移動させた.
 なお, 只見駅は無人駅扱い(簡易委託駅)であるため基本プラットホームへの出入りは自由だが, 安全確保の観点から, 今回に限りホームへの立ち入りを制限するなどの措置が取られた.

工9434~工9435~工9737 只見工臨
工9434・工9737:DE10-1680②+チキ5255-チキ5366+DE10-1700②
工9435:DE10-1700①+チキ5366-チキ5255+DE10-1680①
50N×25M×46本